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【マレーシア】マレーシアは起業ビザ発行へ、ワーキングのハードル引き下げる

配信:2014-10-17

 マレーシア政府は、マレーシアで起業する外国人起業家に1年間の滞在を認めるワーキングビザを発給する。政府筋が16日付けで明らかにした(New Straight Times紙報道、http://www.nst.com.my/node/43357 )。優秀な外国人企業家人材の導入と同国の経済の活性化が主な目的とされている。

 新設されるビザは、「スタートアップワークパス」(開業ビザ)である。開業資金が7万5000リンギット以上(約240万円)の企業家である外国人でその他の条件を満たした申請者に対してビザを発給する。ただし、このビザは、「スタートアップ」(起業)という名の通り、1年後の更新の可否はビジネスの成否に係わっている。報道によれば、取得後当局はそのビジネスにモニタリングを行い進捗状況を確認し、ある程度軌道になり、さらにローカルの雇用も創出できるといった条件を満たせば、延長が承認されるという。

 マレーシアなどの東南アジアで一旗を挙げようという日本人起業家にとっての朗報である。